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ばんえい競馬の厩務員は俺の友達。2012/02/25 22:54
ウイスキーを手土産に帯広にある「ばんえい競馬場」の厩舎に向かった。
入り口では物々しく警備員が行き先を聞く、2〜3のやり取りを交わし差し出された紙に俺の名前JACKと記入してゲートが開く。
厩舎は奥まった所にあり敷地内は覚えているので迷わずダッジを転がす。
相変わらず蜘蛛巣だらけの厩舎の中に入り友の名前を呼ぶが誰も居ない。
携帯電話で呼び出すと「今行くわ」の返事、便利なものだ。
ここで働き出してもう5年になる。体はげっそりと痩せこけているが元気だ。
ここの厩舎には20頭からの馬がいて、友は4頭のばん馬を調教していると言う。


今、馬達は馬房に入っていて休憩時間、朝のトレーニングを終えたところらしい。
聞くと毎日朝3時に起き馬のトレーニングから始まる。
それが終わると馬房掃除と飼葉を与える。たまには遊びに来いよと言うと自由になる時間は一日に2〜3時間しかなく、
それであまり遠くには行けない、そんで俺の牧場まで行くのは中々無理。
彼女は?「そんなもんは興味ない、馬の世話が楽しいよ」と言い、まだ俺より若いのに顔は親父に見える程こけているが
その奥の目は輝いていている。ばんえい競馬は赤字続き存続が危ぶまれている今日、馬に魅せられた彼は今を精一杯生きている。




posted by Jack | 22:54 | | comments(0) | trackbacks(0) |
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